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photo by t_okutani

オトナの本音を吐露した
ミニアルバム


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パラノア - paranoa

「大人げないオトナの音楽」をコンセプトに2008年に結成された夫婦ユニット。

働くオトナが抱える本音を、ユーモアを混じえてスリリングに描き、ごとうらんのドライなヴォーカルがエモーショナルに、時に話しかけるようにそれを吐露する。

ベースやパーカッションなどのリズム隊パートを同時に表現する「ひとり仮想バンドサウンド」を確立した八田太陽のギターは、アコースティックなのにノレる楽曲を得意としている。

「働くオトナ」の1人として、デザイナー(ごとうらん)、プログラマー(八田太陽)の活動も行なっており、動画・デザイン・WEBをはじめとするコンテンツ制作を自らが手掛ける「DIYミュージシャン」として、各メディアで取り上げられる。

Trologue

「Torologue(トロローグ)」とは、 自分の本当の気持ちや思いを吐き出す「吐露」と 俳優が1人でセリフを語る舞台技法「モノローグ」 を掛け合わせた造語です。 普段口に出しにくいことや、 きれいごとでは語りきれない大人の本音を 吐露して詰めこんだアルバムです。

収録曲
1.動けカラダ
2.ひとり時間
3.夜のち朝
4.知らない
5.電子レンジ
6.バナナジュース

Self liner notes

1.動けカラダ

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社会の中で生きていると、時には腹を立てたり 不条理なことに巻き込まれたりもします。 我慢することやYESマンでいることだけが正解じゃない。 自分の思ったことをぶつけて、間違っていると言えること。 モヤモヤしたことをお互いにクリアにする勇気を持った大人になれたら…と思い、書いた曲です。

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今までのパラノア - paranoa史上最も歌もギターもパンチを効かせた楽曲です。 とにかく歌詞と歌い回しが強烈なのでそれに負けないアレンジメントとパンチを加えました。 結果チューニングのよれや若干割れたりと荒々しいテイクになり、それが逆に「力強さ」を表現できていると思います。 今一番聴いてほしい楽曲だし今後のパラノア - paranoaの方向性を決めるきっかけになったので 「今のパラノア - paranoaの代表曲」と言っても過言ではないです。

Lyrics

あぁちょっとあいつ一体何を言ってんの
どこまでも自己中で
そろそろ限界です

そう頭では思っていても
笑顔で「了解です」とか言ってる
私はやっぱりどうかしてる

大人っていう化けの皮に
がんじがらめになって
頭と体が切り離されっぱなし
水と油みたいに
完全分離状態
どうあがいても元に戻せない

思い通りに動けからだ
社会の目線なんてけちらせ
言葉を吐き出せ私の口
緩んだ空気を突き刺せ

動け動け動けカラダ
まわれまわれまわれ
私の口

溜め込んで溜め込んで
笑えなくなる前に
そろそろ気付きなよ
あんた間違ってるよ

大きな社会の箱の中では
意味のない上下関係で
能無しが笑う

思い通りに動けカラダ
社会の目線なんてけちらせ
言葉を吐き出せ私の口
緩んだ空気を突き刺せ

動け動け動けカラダ
まわれまわれまわれ
私の口

2.ひとり時間

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出勤するとき、仕事の帰り道、予定のない週末。 家族や恋人がいても、実はひとりの時間って結構あるんだなと気付きました。 その間、無意識のうちに考えを整理したり、色んなものを見たり聞いたり感じたりしている。 その何気ない時間の積み重ねが、自分を少しずつ成長させていくような気がします。

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シティポップな軽快さと自身の得意とする16Beatのアレンジメントを盛り込んだ楽曲です。 今回のアルバムの中では一番「パラノア - paranoaらしい」アレンジメントになっています。 「一人時間メディアPeople Session」のイメージソングとして作った楽曲です。 唯一まともにギターソロを弾いているので是非聞いてほしいですw

Lyrics

歩く歩く立ち止まる
見る見る見るまばたく
思う思う思い出す考える
選ぶ悩む試してみるやってみる間違える
食べる飲む読む笑う泣くまた考える

昨日の恥
泣き笑いも
かっこ悪すぎる強がり
認めたくない自分も全部
正面切って抱きしめるよ

春と夏と秋がゆく
その真ん中でわたしは
わたしらしくちゃんと立ってる
しゃんと立ってる

3.夜のち朝

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若い頃、ブラックな会社にいた時の話です。 仕事は過酷で夜中2時3時まで拘束される毎日。 段々と身体と心がすり減り限界が近くなっていた頃、仕事帰りにひたすら自転車を走らせ東京タワーのふもとで朝焼けを見ました。 濃いパープルから鮮やかなピンクに変わっていく空がすごく綺麗で壮大で、ざらざらに汚れた心が洗われていくのを感じました。

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サウンドのイメージは「海」とか「首都高を沢山の車が流れている」など大きなうねりのイメージです。 曲が進行していくにつれ徐々に高まっていきます。 難しいアレンジは全て排除してストロークのダイナミクスだけでどこまで表現できるか挑戦してみました。 歌とともに高まっていく大きな「うねり」を感じてもらえたら嬉しいです。 ライブでは一番トランスする楽曲。

Lyrics

そろそろ明日が来る
まだ今日に生きる人々
地下鉄に吸い込まれてく

タクシーの群れ
6車線のすき間を
音もなく
2つの車輪で滑り抜けて行く

身体はこんなに疲れ切ってるのに
この足はただひたすらに
この街で一番きれいな朝を目指してる

どんなにシワを伸ばしても
戻らない紙くずのような今日も
何事もないかのよに街に溶け込める

身体はこんなにくたびれてるのに
この足はただひたすらに
この街で2番目に高いタワーを目指してる

身体はこんなに疲れ切ってるのに
この足はただひたすらに
この街で一番きれいな朝を目指してる

明日のことは明日考えればいいさ
今はただ自分と向き合うだけでいい
私の行きたいところへ
朝が来るまで

4.知らない

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私たちは働いてお金を得て生きています。 愛する家族のため、生活のため、責任を全うするため。 色んな理由があるけれど、 渦中にいると時々わからなくなってしまう。 目まぐるしい毎日に翻弄されて、立ち止まり方も忘れてしまう。 そんな時は無理に頭を悩ませないで、その流れに身を任せてみてもいいのかもしれません。 自分の中でしっくり噛み合うピースが見つかるまで。

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今でもそうですが自分が出すアレンジやコード進行のアイデアに常に飽きています。 だから色々な楽曲を聴いて「面白く、違和感のないコード進行」や「定番の進行の中で面白いアレンジメント」 の楽曲をついつい探してしまう。そうやって新しいアイデアの蓄積から生まれた楽曲です。 そこに自分らしいアレンジメントを加えて出来上がった楽曲、今までの僕の中にはなかった面白いコード進行の楽曲です。 そして僕らと同じ「戦う社会人」に一番聴いてほしい楽曲。

Lyrics

朝が苦手
できれば起きたくない
今日は行きたくない
とか言いつつ気付けば
いつもの電車に乗って
12時間前の道を列なして行進

真面目な自分
ぬかりない自分
誰かの中の綺麗なわたしを
裏切らぬように
必要とされ続けるために
ガタガタにさびついた身体で戦う

何のために起きて
何のために走り
何のために働く
誰も知らない

誰のために朝が来て
誰のために汗かき
誰のために頭下げる
答えなんかない

無視できないメール
さぼれないミーティング
固くなった頭と
分厚くなった心は
簡単には誤作動しないように
プログラムされてる

誰も出してくれない宿題
計算したって出ない答えの中で
自分の意志と心の熱量だけを駆使して
リセットできないまんま
日々を上塗りする

何のために起きて
何のために走り
何のために働く
誰も知らない

誰のために朝が来て
誰のために汗かき
誰のために頭下げる
答えなんかない

それでも生きてて
それでも生きてく

5.電子レンジ

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女性は大人になっても、時々行き場のない寂しさを感じている気がします。プライドや意地を中途半端に纏ってしまって、面倒くさい自分を自覚しつつも簡単には変えられない。 女性の弱さは計算だとかいうけれど、素に戻った時に溢れ出してくる、どうしようもない空虚感はきっと本物。 寂しい自分もカッコ悪い自分も受け入れて泣きまくって、明日もまた頑張って生きていくんです。

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相方のソロ時代の代表曲です。普段の距離とほど近い「日常」をどうやって表現するか、 アレンジで相方が表現したいイメージをどうやったら膨らませる事ができるのか、 今までのアレンジメントの概念を見直す機会になった楽曲です。 コンセプトは「懐かしいけどほんのちょっとだけシティー感」そんな微妙なラインを 自分なりに表現した楽曲です。

Lyrics

電子レンジは本当優秀だ
何でもすぐにそれなりのディナー
一人の部屋に漂ういいにおい
手を汚さず誰かが上の空で作った手料理

かわりばんこで作ったカレーのお皿
いつの間にか少しかけた2つの茶碗
面倒だから使ってないだけ
プラスチックの上でいただきます

目からこぼれる水でふやけてしまって
あぁもう全然美味しくない
耳が痛くなるくらい音がしない部屋
ラジオつけてディナー

一人暮らしは結構順調です
ソファでうとうと気付けば
「あれ、もう3時?」とか
洗濯物も山のようにそびえてるし
だらしない私を叱ってくれる人は
もういない

目からこぼれるスパイス
どんどんしょっぱくなって
食べきれないあぁまた今夜もか
耳が痛くなるくらい静まりかえる部屋に
鼻歌を響かせて

6.バナナジュース

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この曲は、母が還暦を迎えた時に贈ったものです。 昔から少し厳しいところがあって、よく怒られたり衝突したりしました。 私を心配する気持ちの表れだったと本当の意味で気付いたのは、大人になって家を出た後です。 口を利かない週末の朝でも、黙って食卓に置かれるのは、私がお腹にいた頃から飲んでいたお手製のバナナジュース。 今でも時々、無性に恋しくなる母の味です。

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相方が母親に送った楽曲です。 具体的に聞いてほしい人がいる楽曲なので伝えたい想いが歌詞に詰まっています。 だからギターはその雰囲気作りに徹してとにかくシンプルに。 そして僕の中では「王道」と言えるコード進行を採用しています。 伝えたいメッセージに小細工はいらない、そう思うんです。

Lyrics

牛乳をミキサーに注ぎ
バナナをちぎって入れる
少しだけハチミツ
スイッチを入れる

小さいお腹の中のわたし
毎日作って飲んだジュースで
たちまち急成長
禁断のジュース

5歳 広い食卓は2人だけの空間
向き合ってかわす言葉はどこまでも続いた
10歳 他のお母さんよりも厳しくて
なんでウチだけ時々わずらわしくて

あたしの
いつもの
週末
コップに注がれる
ほんのり甘いジュース

どれだけ
さからい
そむいてても
いつもの食卓
そこにはバナナジュース

好き勝手遊んで帰らず
鳴りやまない携帯の電源を切る
わからずやの娘に悩まされる日々

大人になって社会にもまれて
働くことの歯がゆさを知って
離れて暮らしてはじめて
ずっと甘えてたことに気付く

もし私に子どもが生まれたら
悩んで傷付いてを繰り返して一緒に笑うのかな
その子よりもその子を知っていて
その子よりもその子の辛さを感じて
同じように

あたしの
いつもの
週末だった
コップにいっぱい
ほんのり甘いジュース

あたしを
おおきく
してくれるの
愛情と栄養が
ぎゅっとつまった
バナナジュース


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